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    • 2014.10.12 Sunday
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    戦争遺跡保存全国シンポジウムで元中国大使丹羽氏の講演を聞く

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      明治大学生田キャンパスを訪れました。


      以前、慶応大学のキャンパスの中にある日吉台

      地下壕、連合艦隊総司令部跡を見学させていただいた時に

      全国で戦争遺跡を守ろうというネットワークが

      あることを知りました。


      今回、参加させていただいて、その豊かな内容に

      驚きました。全体会と分科会、フィールドワークが

      三日に渡って行われます。全体会のオープニングには

      川崎市民合唱団いちばん星の合唱も聞くことができました。

      また、たとえばフィールドワークは登戸研究所、日吉台地下壕、

      陸軍歩兵101連帯、東京大空襲と第五福竜丸、

      多摩地域の戦争遺跡と五コースもあります。


      テレビの街角インタビューで終戦記念日を知らない人が

      半数にもなり、心の継承が難しい今、こういった形あるものを

      継承する意味が一層重要になって来るという繰り返し語られた

      言葉は全くそうだと思いました。デモをするわけでもない

      「ソフトな平和運動」だとおっしゃっています。


      資料の中に「2002年8月9日

      畑野君枝参議院議員が文化庁より入手した資料より作成」と

      いう地域別の戦争遺跡が列挙されているものがありました。

      畑野さんの貴重な取り組みのひとつです。

      ハードな平和運動を展開したい私はこの提示のしかたが

      ソフトすぎるやろと内心思ったのは事実です。

      畑野君枝(日本共産党)と書いてほしいな。なんて。


      ま、それはともかく、こうやって第18回を迎えるこの

      シンポジウムを運営してこられた地道な活動には

      本当に頭が下がります。


      登戸研究所は以前から存在は聞いていたもののなかなか

      訪れるチャンスがなく、今回短時間でしたがいけて

      よかったです。戦争のもつ罪の多様さを見ました。

      入口に造形作家の武田美通さんの作品が展示され、これがまた

      訴求力がすごいものがありました。


      戦死者や戦没者の無念を鉄の残骸で表現するもの。

      戦死者からのメッセージも胸を掴むものがあります。

      作品の貸し出しもしていただけるとか。

      港北で何かイベントするときは

      ぜひ借りたいとおもったものです。

      私の写真ではわからないのでご覧になってください。

      http://marina.life.coocan.jp/


      さて、記念公演は

      前中国大使、丹羽宇一郎氏による

      「アジアの平和と日中関係のこれから」

      ベストセラー「中国の大問題」の作者だから聞いといたら?

      とアドバイスくれた先輩があり、行きました。

      まさに、中国が攻めてきたらどうすんの?と

      よく聞かれる身としては興味深いところ。


      含蓄のあるお話でした。

      骨子は今の情勢に対する両国への苦言と

      理解し合うことを旨とした平和への示唆。


      25年前はとるに足らなかった中国が今は経済的にも

      人的交流でも世界に大きな影響を及ぼす国。

      首相同志が対話できない今の日中関係は異常。

      実際は中国人を知らない日本人、日本人を知らない

      中国人が多い。知らない中で嫌悪感を募らせている。


      明治維新以来戦争を繰り返してきたわが国がいま平和を

      享受していられるのは憲法の9条のおかげ。1972年の

      日中国交正常化以来この二国が平和な関係を維持してきた

      ためにアジアでどれだけ多くの国々が独立できたことか。

      32代23人の首相と⒑数名の中国の首脳が築いてきた平和を

      安倍と習近平が壊していいのか。歴史の重みと先人の努力に

      敬意を表して平和への努力をしなければならない。


      靖国問題と尖閣問題が二国間の大きな障害になっている。

      1972年以来4つの共同声明を重ねてきている。互いの領土資源を

      尊重するというものだ。両国で姉妹関係の都市は380もある。

      この歴史と先人の努力を無視すること晴K氏に対する不遜であり、

      国民への反逆であり、42年間の努力に対する暴挙であり、

      世界の笑いものになる。


      戦後レジュームを修正したり挑戦したりする動きがあるが

      日本と中国だけの問題ではない。1945年に日本は

      ポツダム宣言を受諾し、サンフランシスコ講和条約に

      調印している。中国との関係だけで事はすまない

      45か国の連合国に対して約束したことだ。極東軍事裁判の

      結果を受け入れなければならない。

      時の国民の心情が一刻も早く戦争を終わらせたかった

      からこそ無条件降伏したのだ。サインした以上受け入れるべきなのだ。


      一方中国も抗日戦争勝利記念日や南京大虐殺追悼日を法律で

      祝日と決めている。祝日ではなく両国で追悼の日にしていく

      べきである。お互いが努力していくべき問題を抱えていると意識

      しなければならない。たくさんの人が交流しなければならない。

      理解し合わなければならない。


      ざっとこういうニュアンスのことを詳細な数字を混じえて

      語られました。

      大使時代、残留孤児を養育してくれた養父母に

      私費で感謝状を渡して歩かれたお話は氏の誠実さを表す

      エピソードとして、心に残りました。

      また、日本軍の遺棄化学兵器がいまなお中国の人々の

      生活に支障を与えている話はさすがに現地を知り尽く

      している方だと思えました。


      また、日本の知識人を批判した以下の論調も痛快でした。


      長崎被爆の日の被爆者の言葉を例に引いて。

      それまでの例年通りの来賓あいさつに対する怒りが

      爆発したかのような、二度と再び戦争をしてはいけないという

      魂の叫びだったと。有識者は黙っていてはいけない。

      勇気をもって語れと。社会的な孤立を避けるために

      優勢な理論に口をはさむことをしないことは

      沈黙のらせんを生むと。偏った意見を増幅させるものだと。

      平和はタダではない。人の努力の結晶だ。血と汗と自戒が

      生み出した。血の汗と歴史の時間が平和を紡ぎ出していく。


      だらだら書きましたが、メモを見返してもしみじみ

      考えさせられるお話でした。やはり武力ではなく対話です。








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        • 2014.10.12 Sunday
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        コメント
        「ソフトな平和運動」いい言葉ですね。ワーワ騒ぐだけが運動ではないということですね。しかし、大山さんのコメントにありました終戦記念日を知らない人が多いとの事、「戦争の風化」が進んでると私も思います。国民が戦争に関して無関心となり、この国が再び軍国主義化になる危険性がありますね。
        前中国大使、丹羽宇一郎氏は残留孤児を養育してくれた養父母に私費で感謝状を渡して歩かれたとの事。
        なかなかできるこではありません。残留孤児も戦争被害者でしたね。それに比べて日本政府の対応は・・・

        広島・長崎原爆式典に安倍首相の挨拶は、紙に書いてある事を読んでいるだけ、そんな文章はどうせ官僚か誰かが書いたのでしょうが、読むだけなら子供でもできます。原爆被害者への哀悼の気持ちがありませんね


        私は極東国際軍事裁判(東京裁判)は、正式裁判だと思いません。
        勝者が敗者に対し一方的に裁いた不公平な裁判です。
        現に裁判長や裁判官は勝者の連合国人間ですから。
        ドイツの戦犯を裁くニュルン・ベルク裁判が、東京裁判に先駆けて行われましたが、この場で、ナチス・ドイツの国家元帥であったヘルマン・ゲーリングが、罪状認否を拒否し「この裁判は、連合国によるドイツへの復讐である」と発言しました。
        私は、A級戦犯を擁護するつもりはありませんが、
        まさに東京裁判も同じです。「東京裁判は、連合国による日本への復讐である」と言えます。
        大山さんどう思いますか?ご教示くださいませ。
        追伸:乱文失礼しました。

        • 吉崎英雄
        • 2014/08/17 9:11 PM
        戦争遺跡が各地で保存活動が高まっていること自体は意義深い事だと思います。殊に戦争を知らない世代が世の中を動かしている現状では。ところで、JR長津田駅から支線が出ている「こどもの国」が弾薬庫だったことをご存知ですか?現在の両陛下のご成婚記念として、国民に恩賜された公園です。私が幼少の頃は、たくさんあるアーチ型の断薬倉庫の鉄扉に何らかの番号が書かれてむき出しのままで少し(だいぶか?)おどろおどろしい所でした(扉は施錠されていましたが)。やがて、それらの扉はマイルドに隠されて人々の目につかないようにされました。「こどもの国線」の路線も、たった一駅区間が何のためにあるのか、というと弾薬庫への連絡路のためだったのです。
        でも、あそこはいまさらほじくりかえして戦争遺跡などにせずに、そのままの方がよいのかもしれませんね。あまりにも浸透してしまった地元密着の憩いの場ですし、首都圏では貴重な緑の場になっているのですから。戦争の爪痕はそこかしこに残っているので、何を教訓として後世に残すべきか、その施設の選択は難しいところです。
        • 一市民
        • 2014/08/17 11:34 PM
        戦跡保存非常に重要なことだと思います。私も8年程前、日吉台地下壕見学させて頂いたことあります。非常に歴史の深さ及び重みを感じました。横浜にこのような重要な地があったのかと。登戸研究所も一度行ってみたいですね。10年位前、長野県の松代大本営跡(松代地下壕)見学し多くの朝鮮人が強制連行されて作らされた事実に衝撃を受けました。昨今、長野市が「強制的に」の表現をテープで外したとの報道がありました。またしても事実の歪曲でしょうか?国会議員も戦後生まれが衆参9割だとの朝日新聞(2014.8.16(土))の記事に接し先の大戦いや戦争の悲惨さが風化されているような気がします。現に今の安倍政権にはその教訓が全く活かされておりません。極めて憂慮すべき事態です。お盆で帰省し親戚の若者の友人(我が親戚はもう少しまとも?)の話が印象に残りました。「日本にペリーが1853年に来て、友好関係の筈のアメリカとなぜ戦争になったのか分からない。授業で教えて貰っていない。」という。真珠湾奇襲の日(12/8)も終戦の日(8/15)も分からい国民が多数派だという事実。近現代史は世界情勢やイデオロギーが入り教師も生徒も難関ではあるでしょうが事実を正しく認識することは極めて重要です。古代時代より当然重要なはずです。私事ですが大学に入り一般教養の「日本史」で近代史をきちんと学び、特に「東京裁判」に興味をもち。市ヶ谷の法廷(現在市ヶ谷防衛省・自衛隊)、巣鴨プリズン跡(サンシャインシティ)。A級戦犯を火葬したとされる久保山墓地(西区)、最後はハワイ:パールハーバーの戦艦ミズーリまで見学しました。戦艦ミズーリは沖縄戦で唯一日本軍の特攻攻撃1発いっても像(ゾウ)が蠅(ハエ)にさされた状態です。戦艦ミズーリに古い日本のゼロ戦が突撃してもびくともしません。いわばかすり傷です。アメリカ兵は1名の負傷もありません。私は日系3世のアラカワさん(母親の実家の姓:何故か縁を感じました。)というガイドさんに学校の日本史の先生ですかと聞かれ、説明を受けたとき特攻が攻撃した場所(言われなかれな分からい程の箇所)を見たときには不覚にも感無量の状態になりました。今回、大山さんのブログを拝読し今ほど戦跡やら歴史を語り継ぐことが重要な時期は無いとあらためて考えさせられた今年のお盆でした。
        • 鈴木やす
        • 2014/08/18 9:14 AM
        吉崎様
        東京裁判、吉崎さんのおっしゃるような側面もないではないと思いますよ。買った国が負けた国をさばいたのですから。でも日本は断罪されて仕方ないことをやったわけでそこは謙虚に受け止めないといけないと思っています。
        ちなみに党の見解。
        http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-09/2005070912faq_01_0.html
        • ななこ
        • 2014/08/24 12:33 AM
        一市民さま
        大好きなこどもの国、そうだったんですか!
        あの路線は謎ではありました。子どもの国にいくためか?と。あの公園自体恩賜公園ですよね。そういういきさつですか。穿り(ほじくりって、こう書くのですね)返さなくてもいいけれど、やはり知っておきたいことですね。港北区では岸根公園が米軍の病院だったとか。
        • nanako
        • 2014/08/24 12:37 AM
        鈴木やすさま
        ご親戚の方のご友人の発言もわからないではないですね。歴史を学んでなければそうなりますよね。
        しかし、鈴木さんの追究はすごいですね。徹底しています。私もそういうアカデミックな生き方をしてくるべきでした。
        • nanako
        • 2014/08/24 12:41 AM
        「極東国際軍事裁判」(いわゆる「東京裁判」)の問題は難関で奥が深く議論も分かれます。
        確かに勝者が敗者を裁けるのか?或いはハリウッド並みの照明設備で一種のショーでは無かったか(児島襄という作家が大学時代読んだ書物でこのように指摘していたのを思い出しました。)?あるいはでっち上げ等と右派の論客は主張します。判事が全て戦勝国から選任された事実。またウエッブ裁判長(オーストラリア人)がオーストラリアで日本軍の残虐行為を告発した人物が裁判長で良いのかと清瀬一郎弁護士(※東條英機の弁護士その後政界に転じ岸内閣時の衆議院議長になり60年安保強硬採決した。岸信介自身は東條内閣の商工大臣でA級戦犯容疑者(不起訴)その孫が言わずと知れた安倍総理)が裁判で主張し矛盾等。確かに現在の「裁判」の中立性の原則からは確かに疑問はあります。
        但し日本は鈴木貫太郎内閣がポツダム宣言を受諾(いわゆる無条件降伏)しているので、そのポツダム宣言第10条で「(連合国側)我々は日本人を奴隷にしたり滅亡させようとする意図はないが、我々の国の捕虜を虐待した者を含む戦争犯罪人に対しては厳重に処罰する。」を受け入れているのは事実でこの解釈のもと「東京裁判」は行われました。
        また、評価すべき点は裁判の過程で昭和前期の史実(いわゆる「南京大虐殺」等=現在これ自体無かったと否定している方も多いが東京裁判で事実が明るみになった)や関東軍の謀略等、東京裁判まで国民はまったく知らなかったことが法廷で明らかになり、初めて日本軍の残虐行為及び行動、その作戦の全体図を確認できたということは重大です。
        またいわゆるA級戦犯が事実を法廷で話し相当の部分が明るみになったことは評価出来ると思います。一口にいえば日本軍の残虐行為の事実が判明し正しい「歴史」認識を行い将来に向けて過去の過ちを認識できる状態になったと言えると思います。但しA級戦犯容疑者の岸信介が60年安保時の総理大臣になったりと日本人の曖昧さはありましたが。
        但し戦争(侵略戦争)の事実は否定及び捏造できません。またこれは参考までですが裁判で昭和天皇が処刑(戦犯として)されていたら(アメリカは処刑せず、ソ連は処刑すべしとの立場)また現在は違ったものになっていたでしょう。
        また何れにしてもあの時、「ポツダム宣言」を受諾しなかったならば(歴史にifは厳禁ですが)、本土決戦は必至でソ連軍の本土への参戦等、日本は壊滅し今の平和憲法も生まれなかった可能性も充分あります。戦争に聖戦や自衛の戦争なんて無いです。今の憲法九条を順守し戦争を起こすのはもちろん、集団的自衛権も憲法違反なのでこれを撤回することが今必要なことだと思います。
        今回の大山さんの戦跡のブログはいろいろなことを示唆して頂きました。皆さんの反響も大きかったです。私は一読者としてこの問題提起して頂いたことに感謝しております。また歴史を正しく学ぶことも重要な課題だと思います。

        • 鈴木やす
        • 2014/08/25 12:45 PM
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